経営分析と聞いて何を思い浮かべるだろうか。
粉飾決算書の数字をいろいろいじるだけの作業という批判も存在する。しかし、そもそも経営分析は、決算書の数字を、ただ算術的に用いて指標を表すものではない。本来の目的は、決算書の数字の信憑性を慎重に考えながら、企業の経営の状態を判断することだ。
正しい経営分析ができれば、経営者は適切な経営を行うための経営分析を、投資家は投資分析を、資金の貸し付けを行うものは信用分析を自在にできるようになる。ただそのためには、まず経営分析の基礎からしっかりと押さえることが重要だ。そこで今月号から、経営分析の基礎について集中特集する。第1回目の内容は次のとおり。
- 経営分析とはどういうものか
- 経営分析によって、財務諸表から何を読みとるのか
- 収益性とはどういうものか
- 収益性を測る道具は何か
- 収益性分析のベーシック・フォーミュラ
- ROEの求め方
- ROEの見方
- ROAの求め方