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2008年ダイジェスト

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新・実務トラブル あなたなら…

毎月様々なテーマに対して、あらかじめ選んでいただいた立場から、読者のご意見を述べていただく「新・実務トラブル あなたなら…」。

ここで取り上げるようなトラブルは、とかく曖昧な処置がされがちですが、立場を明確にすることで「どう対応するか」が見えてくるのでは、と考えました。

皆様からの、たくさんのご意見をお待ちしております。

■2002年9月号のテーマ
逆ギレされる?新人に雑用をさせるには?
(質問)
就職難を乗り越えて入社してきた新入社員はとてもプライドが高く、コピーなどを頼むとことあるごとに「そんなことをするために入社したのではありません」と言います。私は、この会社で10年仕事をしてきたのですが、そんなことを言われたのは初めてです。その新入社員が特別なのかと思っていたのですが、別の部署でも同様のことがあったそうです。仕事は華やかなことばかりではなく、雑用もやらなければいけないことを教えるには、嫌われても厳しく言っていくしかないのでしょうか?

〔ご意見の内訳〕

この質問に対して、次のような意見が寄せられました。



のご意見

経験がないため、実際の社会(会社)の仕組みがまだよく呑み込めていないだけなのです。むしろ責任はそうした幻想が幻想であることを教えてやらない周囲の人々にこそあるのです。ですから、上司や先輩社員は社会・会社の仕組みを教えて、彼らを一人前の社会人に育てていかなければなりません。雑用の大切さを理解せずに年を重ねた者は、会社にとっても、また社会にとっても有用な人間にはならないでしょう。教え、育てることは上司・先輩社員の義務だと言えます。

(研究施設賃貸業 総務課長)

すでにできあがったスペシャリストとして入社してきたのならいざ知らず、単なる新人の分際で、雑用軽視の大口をたたくとは、何とした思い上がりだろうか。雑用と軽くいいがちだが、将来のことを考えれば、雑用の内容を知り、それを適当にこなせる経験は決して無駄ではない。業務に差別感覚を持ちこむことを許しては、将来的に鼻持ちならない独善的な社員を育てることにもなりかねない。だから教育は厳しくすべきで、結局は新人のためになる。

(サービス業 顧問)

雑用と言うのはそもそも人員に余裕のある組織の問題ではないかと考えます。古い形の職場の上下関係、人員に余裕がある、上の人は下に嫌なことを押し付ける、そんな職場の風土が“雑用”という言葉に集約されているのでは。
  家庭でも夫婦共同で育児、家事も共同でこなす時代。職場も変っていくのではないでしょうか。

(ビルメンテナンス 総務部調査役)

給料をもらうのが当たり前で、先輩・上司の恩恵により自分の給料が成り立っているという基本的なことを教育していないのでは? 我々にとっては雑用ですが、彼らにとっては今できる「仕事」の一部なんです。上司の方が意識を変えて接する必要があるのでは。チェックボックスに、嫌われるのを覚悟で、という表現がありますが、 怒る=嫌われるという構図にはならないはずではないでしょうか。

(IT業界 主任)

間違っている事は、ちゃんと教えてあげないとその新人が先輩になった時、次に教えられる新人がかわいそうだし、会社としても困るはずです。確かに嫌われるかもしれませんが、先輩として教えるべきだと思います。自分が教える立場になって、初めて教えられた事を感謝すると思います。相手の態度次第で、上司を利用するなどして頑張って下さい。

(製造業 経営企画室)

仕事には気配り、整理整頓など技術以外にも大事な要素がある。雑用はそれらを培うのにちょうどよい。雑用ができない人間に華やかな仕事はこなせないのである。加えて、仕事の全体像を理解するためにも必要である。能力のある社員が重要な意思決定に集中するためには、雑用が必要であることが分からないと、華やかな部分も見えてこない 。

(会計事務所 社員)


のご意見

設問の場合、「コピー」を雑用としているが、そうした気持ちを持って他人に物事を頼んだのでは、頼まれた方も気持ち良く引きうけてくれるわけがない。「そんなこと自分でやれ」といわれるのが関の山だ。こうした場合、「3度おだてて物事ひとつ頼め」といわれるような頼みかたをしなければならない。そういう頼み方を繰り返していくうちに気持ちも通じてきて、一言で良い変事が返ってくるようになるのである。信頼関係が充分に醸成されていないのに厳しく教えても反発されるのは目に見えている。まずは相手との信頼関係を気付いていくことが重要である。

(物流業 経理)

新卒は頭で描いていた社会人像と、現実とのギャップが最初はあるのも当然。10年目の方が言うより、新人と年齢が近い先輩社員に指導させる方が、新人もスムーズにギャップが埋められるのでは。

(電子部品輸出入 人事総務マネージャー)

 

★詳しくはスタッフアドバイザー2002年9月号 P.130〜に掲載。

★次回は「どうする、ビール券!〜お中元は担当者総取り?」です。

(あわせて、会社でお困りのトラブル事例も募集しております。ご意見お待ちしております!!)

(編集部より)

当然といえば当然ですが、「厳しく指導すべき」が8割を超えました。先日掲載した「採用について」のアンケート結果では、「新卒の社員は教育が大変だから必要ない」というような意見が目立ちましたが、新人側からすると「何も教えてもらっていない」「そういうことなら言ってくれればいいのに」と思っていることも考えられます。ただ、「これコピーとって」「これ送っておいて」ではなく、頼んだことが会社の仕事の「流れ」の大切な一部であることを、折りをみて説明しておくべきだと思います。

自分が新入社員だった頃を考えてみると、コピーあれ封入であれ、何か「仕事」をもらえるというのは結構うれしいことでした。「コピーなんて」という人もいるかもしれませんが、早く、しかもきれいにしあげるにはそれなりのコツがあります。さらに、相手が読みやすいように綴じるという心遣いが学べたり、配布するときに他部署との繋がりができたりもするのです。

ある事務所では新人に電話に出る早さと応対の良さを競わせていて、マネージャーが前週の優秀者に月曜日のお昼をご馳走してくれるとか(ちなみにあくまで独断と偏見で選ぶそうです)。規模や社風にもよるでしょうが、「イマドキ」の新人さんにはこういう工夫も必要なのかもしれません。



「実務トラブル あなたなら…」は皆様の投稿によって作られる読者参加型のコーナーです。「月刊スタッフアドバイザー」ホームページでは、購読者以外の方からも投稿を受け付けています。お気軽にご意見をお寄せください。(掲載分には薄謝進呈)



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