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2008年ダイジェスト

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新・実務トラブル あなたなら…

毎月様々なテーマに対して、あらかじめ選んでいただいた立場から、読者のご意見を述べていただく「新・実務トラブル あなたなら…」。

ここで取り上げるようなトラブルは、とかく曖昧な処置がされがちですが、立場を明確にすることで「どう対応するか」が見えてくるのでは、と考えました。

皆様からの、たくさんのご意見をお待ちしております。

■2004年2月号のテーマ
社員の士気は下がりっぱなし ワンマン社長にヘキエキ
(質問)
弊社は30人程度の小さな企業です。先代が起こした会社を2代目である社長が引きつぎ、3年になります。この社長が非常にワンマンで、思いつきでの発言を繰り返します。経営に大きくかかわるようなことというより、突然の配置換えやPCシステムの変更など、社内でなんとかなるようなことを突然やらせます。社長に抗議をすると、閑職においやられたり、ボーナスが減らされたりするので、次第に誰も何も言わなくなりました。しかし、会社全体の士気は下がりっぱなし。ワンマン社長をうまくコントロールする方法があったらぜひ教えてほしいです。

〔ご意見の内訳〕

この質問に対して、次のような意見が寄せられました。



Aのご意見

社長は会社のすべて(現場)を知るわけがない。ときには無理・無茶を言うでしょう。社員は、それを頭から否定してはいけません。社長の意図するところを理解するよう努力して欲しい。この努力が無かったら、世の社長はすべてワンマン社長になってしまいます。最悪の場合でも、こうすれば(条件付)できますと、前向きに提言して欲しい。きっちり進言すれば、いい人間関係が築けると思います。ワンマン社長を説得できたときの爽快感は格別です。口をつぐんでサラリーマンを続けることは辛いですよ。

(電気機器 取締役管理部門長)

企業の実績はどうなのでしょうか。向上カーブを描いているのであれば認めたほうが良いでしょう。しかし、下降カーブであれば、会社存続の危機です。30人規模の会社であれば、あっという間に倒産です。危機意識のない社長では倒産が必至です。売上減少していて、内部混乱ではもう崩壊しかないでしょう。それに気づかせることが大切です。危機意識を持たないで、権勢をふるっているようであれば、社員が強硬手段に出ることです。さもないと全員失職する羽目になります。

(情報処理サービス業 元参与)

本来、人の上に立つべき器量のない人が権力を持ってしまった悲劇は、本人ばかりでなく、その下で働く人達にとっても、想像を絶する悲劇が起こります。この厳しく、時間の流れ速い時代に会社全体の士気が下がっりぱなしでは、早晩倒産の憂き目にあうのは明らかです。会社の将来を憂いているのは、一人だけではないはずですから、同士を集め、社長に士気の低下している現状を認識させるべきと思います。タイミング的には、会社の業況が回復可能な程度の下降気味になったところが、一番良いと思います。

(卸売業 管理本部長)

よく社長がワンマンで犯罪まで起こしてしまう会社があり、最終的に「社長が悪かった」と元の社員が話していることが多い。しかし、それは社長の違法行為や非常識な行為を社員が認めた結果である。
社員も悪いのである。 不利益を承知で言って、閑職に追いやられても、それは本人の責任である。また、社長の言いなりになって、最終的に会社が倒産する事態になっても、それは、言いなりになった社員の責任である。言うか、言わないか。言わなければ、良い結果が出にくいのは自明の理である。私なら、言うべき、と思う。

(建設業 経営統括本部課長代理)

ワンマン社長の欠点として挙げられるのは、まず広い社会常識、相手の気持ちの理解、自己を知ることについての欠如だ。つまり自分の知らない自分、他人の知らない自分を減少させるにはオープンであることが必要なのだが、この、他者理解を促進する原点を正すべきだ。したがって、嫌われても言ってみるべき。機が熟すのをまつ「ガマン」では変わることはなく、問題は解決しない。ワンマン社長がこだわりを捨てることができなければ、経営戦略や改革、創造は決してできない。自分の意見を持ち、進んで提言することは、課題解決への行動実践にほかならない。

(建設業 部長)


Bのご意見

この社長に対し意見をするには会社を辞める覚悟が必要でしょうし、誰にその役を押し付けることができるでしょう。社長も跡をついでまだ3年です。今ちょうど新しいことをやりたい時かもしれません。考えようでは、何でも人任せのやる気のない社長より、いいかもしれません。社員が社長を育てるつもりで、必死についていってみてはいかがでしょうか。

(商社 総務部)

私もまさしくこのケースでした。結局は辛抱しきれずに転職してしまいました。徹底した部下不信、性悪説に基づくものでした。そんな二代目でしたが、会社創業時からいる番頭格の取締役には一目おいてアドバイスを聞いていたのが印象的でした。会社や自分の家族のことを隅から隅まで、裏も表も知っているから頭が上がらないわけです。従って、本問の方も、じっと我慢するしかないと思いますが、番頭格の人がいると助かるでしょう。なお、二代目が円熟するのを待つのは、「百年河清をまつ」の類では。要は自分が辛抱しきれるか、だと思います。

(建設業 総務部調査役)

この社長は先代から会社を引き継いだ、ということから、会社のすべてが自分のものだという錯覚に陥っているのではなかろうか。抗議をすると冷遇されると言う。これでは抗議をした人が損をすることになる。そこで、社長に匿名の手紙を書いてみたらどうであろうか。言いたいこと、言うべきことを全て書いたらよいであろう。勿論社長を感情的にさせてはならない。一度でだめなら二度、三度と続ければよい。そうするうちに社長にも歩み寄りの姿勢が出てくるはずである。そのとき社員が意思統一をして、社員の意見も聞いてもらいたいこと、社員は社長の私物ではないこと、など日頃から不満に思っていたことを話し合えばよいと思う。

(物流業 経理部)


★詳しくはスタッフアドバイザー2004年2月号P.138〜に掲載。

★次回は「成果主義とはいうけれど…成績がよれば遅刻してもよい?」です。

(あわせて、会社でお困りのトラブル事例を募集しております。ご意見おまちしております。)

(編集部より)

今月はどなたのご意見も、身を切られるようなご自身の経験から発せられた、生々しいご意見でした。社内の人間関係がもとで退職する方は少なくありませんが、相手が社長では、こういう立場に立った時、ほんとうに先が見えず苦しいものです。以前小誌でも特集したように、ビジネスの基本はコミュニケーションと相互理解にあるのですが…。この件に関してひきつづきご意見をお待ちしております。


「実務トラブル あなたなら…」は皆様の投稿によって作られる読者参加型のコーナーです。「月刊スタッフアドバイザー」ホームページでは、購読者以外の方からも投稿を受け付けています。お気軽にご意見をお寄せください。(掲載分には薄謝進呈)



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