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A君がこれを克服すれば一回り大きく成長できるまたとないチャンスです。このことを本人に良く説明し、励まし、この職場で成功させることが大事です。出世するしないの問題ではなくて。さらに今の上長にA君が悪戦苦闘していようですから、話を聞いてあげては、とそれとなく耳打ちして、A君が、今の上長と話しができるように持ち掛けるのがベストだと思います。「俺のところにこないでなんで前の上司に相談するんだ」と上長がへそを曲げないように気をつけなくてはいけません。
(建設業 経営推進室調査役)
A君は、急激に変化した環境に、少々疲れ気味となり、一時の感情で「出世など望んでいなかった…」などと言っているだけではないですか?ここは、冷静になって長期的視野で現状を見つめ直させる必要があります。年上の部下との付き合い方のアドバイスとか、責任を持って仕事をすることの楽しさを感じさせてあげれば、考え方も変わり、もとのように仕事の良く出来るA君に戻ってくれるはずです。
(卸売業 管理本部長)
昇格と同時に異動となり、新たな部署で上司として仕事をするのは意外と難しいことです。A君の場合、年上の部下が多いということで気苦労も多いでしょう。しばらく様子を見た上でどうしても本人が耐えられないようであれば、その時は配置換えを考えてあげてください。出世が必ずしも人を幸せにするわけではないと、私も思います。A君の場合、仕事はよくできるようですから、その能力を充分に発揮できるようにすることが、会社にとって一番よい結果を生むでしょう。
(商社 総務部)
最近の若者層の職業意識をみると、自分の希望するやりがいのあることをやりたいと言う傾向があるように思われるが、こうした傾向は、日本経済の発展により特別高い職位につかなくとも、程々満足のゆく賃金をもらえるようになったこと、私生活の多くを犠牲にして高い職位についても、定年を迎えたその日から今までの苦労が水泡に帰することが嫌われた結果とも言えるのではなかろうか。しかしながら、一旦任用されたのにその地位や業務内容が嫌だからといっておいそれと降格させるのは好ましいことではないし、A君のためにも良くない。異動すれば誰にでもその苦労はあるもので自分で乗り越えていかなくてはならないことなどを時間をかけて話してあげると良いであろう。
(物流業 経理部)
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