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2008年ダイジェスト

何が気に入らないの?私にだけつらくあたる同僚(08.11)
何て呼べばいい?年上の新人君(08.10)
会社は休憩所じゃない!昼休み中の昼寝(08.09)
ケチ?それとも思いやり?お酒の席での支払い問題(08.08)
本音はどうなの?職場での結婚祝い(08.07)
本当にエコ?職場のペーパーレス化(08.06)
僕は雑用係じゃない!新入社員ができること(08.05)
クールビズに比べてどうですか?ウォームビズの実施(08.04)
指導方法に困惑 叱ると落ち込む新人(08.03)
どう注意する?新入社員とブランド時計(08.02)
職場の華って?上司からの不快な激励(08.01)

新・実務トラブル あなたなら…

毎月様々なテーマに対して、あらかじめ選んでいただいた立場から、読者のご意見を述べていただく「新・実務トラブル あなたなら…」。

ここで取り上げるようなトラブルは、とかく曖昧な処置がされがちですが、立場を明確にすることで「どう対応するか」が見えてくるのでは、と考えました。

皆様からの、たくさんのご意見をお待ちしております。

■2004年4月号のテーマ
えっ、出世はイヤ?本当は出世したくなかった部下
(質問)
A君は私の部下でしたが、3ヶ月前に昇格するとともに他部署に異動しました。ところが先日、心身ともに疲れている様子で相談にきました。出世など望んでいなかったし、責任ある仕事というよりは組織の一部でよかった、年上の部下が多くてツライ毎日だといいます。A君の昇格については私も推薦しましたが、彼はまじめで仕事もよくできるし、コミュニケーションも上手な人物だという評判でした。昇格に対する考えが変わってきているようですが、あなたならどう対処しますか?

〔ご意見の内訳〕

この質問に対して、次のような意見が寄せられました。



Aのご意見

弊社でも最近同様のケースが起き退職騒ぎにまでなりました。今回の出来事で、責任ある地位への昇格は特に十二分に検討すべきだという教訓を得ました。したがって今回のケースではA君の今の上司に事情を話し、有能な社員の退職騒ぎにならないよう十分な配慮が望まれます。

(製造業 専務取締役)

本当に問題は昇格なのか、それとも他部署への異動だったのか、それとも両方なのか。もしかするとプライベートの面でも問題を抱えているのかもしれない。その問題がA君の上司や、「私」で解決できない次元であれば、人事に相談し、人事が主導で解決するのがベスト。なお、今後は上司もキャリアプランを把握できるような制度作りが必要であろう。

(卸売業 人事総務マネージャー)

本人が納得していない以上、上司に事情を話すべきである。まずは上司が話を聞いた上で、本人に共感してあげることがポイントではないだろうか。共感されて初めて、本人はほっとして、前向きに考え直すきっかけになると思う。

(会計事務所 平社員)

最近は、フリーアルバイターなどが多くなってきている現状から考え、各人の目標、ライフスタイルも多様化しているので、一概に出世し、管理者になることがその人に合っているかどうかは疑問です。一時流行った総合職、一般職のように管理職になるコースと、それ以外に分ける人事体制にしたらどうでしょうか。

(小売業 経理課主任)

人間の価値観はもともとさまざまなものである。その価値観を理解しないで、昇格させるのは、思い込みで、1人の人間の将来を左右しかねない危険なことである。価値観が多様化してきたのではなく、人を機械のようにパターン化しようとしてきた反省をする必要がある。日ごろから部下の考えの基礎にある思いをよく理解してやりたいものである。

(建設業 経営統括本部課長代理)


Bのご意見

A君がこれを克服すれば一回り大きく成長できるまたとないチャンスです。このことを本人に良く説明し、励まし、この職場で成功させることが大事です。出世するしないの問題ではなくて。さらに今の上長にA君が悪戦苦闘していようですから、話を聞いてあげては、とそれとなく耳打ちして、A君が、今の上長と話しができるように持ち掛けるのがベストだと思います。「俺のところにこないでなんで前の上司に相談するんだ」と上長がへそを曲げないように気をつけなくてはいけません。

(建設業 経営推進室調査役)

A君は、急激に変化した環境に、少々疲れ気味となり、一時の感情で「出世など望んでいなかった…」などと言っているだけではないですか?ここは、冷静になって長期的視野で現状を見つめ直させる必要があります。年上の部下との付き合い方のアドバイスとか、責任を持って仕事をすることの楽しさを感じさせてあげれば、考え方も変わり、もとのように仕事の良く出来るA君に戻ってくれるはずです。

(卸売業 管理本部長)

昇格と同時に異動となり、新たな部署で上司として仕事をするのは意外と難しいことです。A君の場合、年上の部下が多いということで気苦労も多いでしょう。しばらく様子を見た上でどうしても本人が耐えられないようであれば、その時は配置換えを考えてあげてください。出世が必ずしも人を幸せにするわけではないと、私も思います。A君の場合、仕事はよくできるようですから、その能力を充分に発揮できるようにすることが、会社にとって一番よい結果を生むでしょう。

(商社 総務部)

最近の若者層の職業意識をみると、自分の希望するやりがいのあることをやりたいと言う傾向があるように思われるが、こうした傾向は、日本経済の発展により特別高い職位につかなくとも、程々満足のゆく賃金をもらえるようになったこと、私生活の多くを犠牲にして高い職位についても、定年を迎えたその日から今までの苦労が水泡に帰することが嫌われた結果とも言えるのではなかろうか。しかしながら、一旦任用されたのにその地位や業務内容が嫌だからといっておいそれと降格させるのは好ましいことではないし、A君のためにも良くない。異動すれば誰にでもその苦労はあるもので自分で乗り越えていかなくてはならないことなどを時間をかけて話してあげると良いであろう。

(物流業 経理部)


★詳しくはスタッフアドバイザー2004年4月号P.130〜に掲載。

★次回は「仕事とビールは相思相愛?飲みニケーションは必要ですか」です。

(あわせて、会社でお困りのトラブル事例を募集しております。ご意見おまちしております。)

(編集部より)

個々人のライフスタイルも考え方も多様化しているのは事実ですので、様々な会社員の形があってよいと思いますが、今回のケースは何人かの方が指摘しているように、問題は別のところにあるのかもしれません。最近では年上の部下も珍しくなくなりましたが、双方に難しい問題があるようです。本誌の人材育成シリーズでこのテーマを取り上げる予定です。ご意見等を編集部までお寄せください。


「実務トラブル あなたなら…」は皆様の投稿によって作られる読者参加型のコーナーです。「月刊スタッフアドバイザー」ホームページでは、購読者以外の方からも投稿を受け付けています。お気軽にご意見をお寄せください。(掲載分には薄謝進呈)



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