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2008年ダイジェスト

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新・実務トラブル あなたなら…

毎月様々なテーマに対して、あらかじめ選んでいただいた立場から、読者のご意見を述べていただく「新・実務トラブル あなたなら…」。

ここで取り上げるようなトラブルは、とかく曖昧な処置がされがちですが、立場を明確にすることで「どう対応するか」が見えてくるのでは、と考えました。

皆様からの、たくさんのご意見をお待ちしております。

■2005年2月号のテーマ
子供じゃないんだから…。ダメな証拠を見せてくださいといわれたら?
(質問)
部下に、顧客対応の良くない点を指摘したら、「僕のどこがダメだというんですか、ダメな証拠を見せてください」と言われました。データをひろって、ここがダメ、この数字が上がっていない、と言うこともできますが、そうまでしなければわからないのかと思うと話す気力がなくなってしまいました。ひとつひとつ懇切丁寧に説明していくのが上司の仕事なのでしょうか。保育園児じゃあるまいし、と思うのですが。

〔ご意見の内訳〕

この質問に対して、次のような意見が寄せられました。



Aのご意見

一番大切なことは、その部下が「自己分析を出来るスキルに欠けている」ということを、まずこちら側が認識することです。次に「第三者から顧客対応に対して問題があるとの指摘が上がっている」ということを示す必要があります。顧客と接する際には一個人ではあっても組織の一員として接するわけですから、しっかりと本人に教え込むことを手間と思ってしまうのもどうかと思います。もちろん、同じようなことが続くようであれば、改善が見られないとして相応の処遇をする必要があります。

(教育調査 ・プロデューサー)

上司として説明していく責務があるのだと思います。ただ一方で、その証拠を説明することが業務の遅延に結びつくのであれば、その旨を伝えて説明を拒否する権限もあると思います。ほかのメンバーからの信頼を集める意味でも、対応しておくことが上司としては大事かと思います。

(サービス業・主任)

「上司に言われたことは、絶対きく」というのが一昔前の企業ですが今は違いますよね。「証拠」という言い方はきつく感じますが、何が良くないのか、部下に納得させるくらいの器量は必要だと思います。意思もなく言われることしかしない部下より、この彼は教え甲斐があっていいじゃないですか!

(情報通信業・財務部)

この部下は「証拠」を求めることで自己防衛をしているのではないか。決して保育園児のように本当にわからないのではない。心のどこかでは駄目なのがわかっているのではないか。こんな屁理屈をいう部下とは、根競べをするしかない。何度か証拠を見せ付ければ、自己防衛をあきらめて、もっと素直になるのではないか。

(職業会計人)

相手が開き直っていることから、理詰めで納得させるより仕方がない。次に、やってみせ、言って聞かせて、させて見て、褒めてやること。それでも分からないようであれば、将来性がない部下として見切る。

(建設業・経理部長)

まず、気持ちの通ずる人間関係を醸成することが第一でしょう。信頼関係を築くと言うことです。その上で部下の問題点を共有し、一緒に解決するつもりで話し合ってみてはいかがでしょうか。信頼関係があれば、部下も聞く耳を持ちますし、間違いを素直に認め改めるようになるはずです。「保育園児じゃあるまいし」と嘆かずに、熱意と努力で部下を導いて欲しいところです。

(運輸業・経理部


Bのご意見

この時代に採用される人です。彼とて実際に証拠が見たいと思っているのではないでしょう。図星をさされた、痛いところを突かれたことに対する今時の若い人の反応、あるいはあなたへの拒否感をそのように表現しているのかもしれません。コンビを外す等環境を変えてみるのがお互いのためだと思います。

(サービス業・主任)

一つずつ説明して理解させるのは「上司」の仕事ではないと思います。その役目は、「先輩」が担うべきだと思います。上司としては、お客様との問題を未然に防ぐという観点であれば、問題文のような「指摘」で十分だと思います。
  「自分で考えろ」でいいんじゃないですか?

(サービス業)

部下がいない立場、つまり部下の立場からみて、私がこの部下と同じ発言をする状況は、「この上司は根拠のない言いがかりをつけている」「僕のことが嫌い、気に食わないからこうやって上司としての立場を振りかざしているんだ」という思いが積もり積もった心境です。この部下は懇切丁寧な説明が欲しいのではなく、気分や情緒に振り回されてあれこれ言われることに怒りを覚えているのだと思います。

(製造業・課長補佐)


★詳しくはスタッフアドバイザー2005年2月号P.146〜に掲載。

★次回は「静かなのも良し悪し 会社で会話、ありますか?」です。

(あわせて、会社でお困りのトラブル事例を募集しております。ご意見おまちしております。)

(編集部より)

今回は、約8割の方が何らかの形で説明し、分からせる必要があるというご意見でした。コミュニケーションは放棄してしまえばそれで終わりです。以前より他人とまっすぐに向き合うのが難しい状況になっているのは事実ですが、顧客満足度の向上と会社の利益確保という、共通の認識をきちんと持つことで、Bの意見にあったように気分で物を言っている、と思われてしまうこともなくなるのでは?


「実務トラブル あなたなら…」は皆様の投稿によって作られる読者参加型のコーナーです。「月刊スタッフアドバイザー」ホームページでは、購読者以外の方からも投稿を受け付けています。お気軽にご意見をお寄せください。(掲載分には薄謝進呈)



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