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スタッフアドバイザーホーム > 新・実務トラブルダイジェスト
新・タ務トラブル あなたなら…

毎月様々なテーマに対して、あらかじめ選んでいただいた立場から、読者のご意見を述べていただく「新・実務トラブル あなたなら…」。

ここで取り上げるようなトラブルは、とかく曖昧な処置がされがちですが、立場を明確にすることで「どう対応するか」が見えてくるのでは、と考えました。

皆様からの、たくさんのご意見をお待ちしております。

■2005年7月号のテーマ
出たいし、見たいし…子供の入園式に行きましたか?
(質問)
海外出張に行くように指示されましたが、その日程は一人息子の入園式の日程にあたります。別の人に…(実際私でなくても良い仕事)とやんわり申し出たのですが、「せっかく外国に出してやるのに断るのか、奥さんが出るのだから君まで行く必要はないだろう。」と怒られてしまい、結局は出張に行くことに。部長に「自分は入学式も卒業式も行ったことはないが子供は立派に育った」と言われると何も返せませんでした。しかし、息子のがっかりした顔を見ると胸が痛みます。皆さんはどう思いますか?

〔ご意見の内訳〕

この質問に対して、次のような意見が寄せられました。



Aのご意見

仕事は、生きるための単なる収入を得る手段。生きるために必要な者/物は、本人=家族と本人の生き方に大きく関与する人と食べ物。人は生きるために生まれてきたのだから、手段を優先することはない。仕事は、自分は単なる歯車。家族の中では、自分は唯一の父親である。しかし、本人の希望・目的・やりがいが、仕事に結びついた場合はちょっと厄介。イベントの重要性の高いほうを選ぶ、したがって息子の一生に一度のこと、これを優先すべきでしょうね。

(製造業 課長)

その人以外でも勤まる出張をあえて命じるなんて、嫌がらせとしか思えません。上司の言うことが絶対などという時代は終わっています。筋の通った主張であれば、部長は理解しなくても、会社は理解してくれるはずです。家族のためにも、ぜひ、入園式を優先させて欲しいと思います。

(商社 総務部)

職場の事情によりますが、企業の社会的責任の面がおざなりにされているのがいまの社会的悪しき風潮です。

(卸売業 部長)

一生に一度だし、よほどの緊急性がなければ、日にちをずらす努力をするかなと思います。それが上手く出来なくても、自分は入園式に行くと思います。子供に対しての影響の方が重要でしょう。仕事は後に尾を引かないように、上司に対処しておけば良いのでは。

(製造業 営業)


Bのご意見

大事なのは日ごろの子供とのコミュニケーションであり、出席するしないではありません。私の子供は出席しないことを不自然には思っていません。妻が夫が欠席することを不満に思って子供に接するのが一番悪いことです(日頃より妻は子供に「お父さんはえらい、がんばっている」と言っていることが大事)。

(卸売業 常務)

私は共働きをしている女性ですが、妻と会社員、母親としての立場、すべてにおいて、仕事を優先すべきです。父母どちらかが、ということではありませんが、この場合、妻がいけるのですから、子供もきちんと話せば理解できる(しようとする)と思います。

(製造業 係長)

昨今、厚生労働省が育児、介護休業法の見直しなどを進めてはいますが、バブル崩壊から始まったリストラなどに象徴されるように、企業の利益優先志向が強まっていると言えます。まだまだ日本では、厚生労働省など外部からの指示が無ければなかなか労働者が自分の意見を通すのは難しいでしょう。ましてや、今の職場が魅力ある所でしたらなおさら上司に従うべきでしょう。

(小売業 管理部次長)

そこまであなたに「行って欲しい」のには何か理由あなたに対する期待があるのではないでしょうか。お子さんのイベントはまだまだこれからたくさんあります。今回は海外での仕事に全力投球されてはどうでしょうか。そしてその姿をお子さんに見てもらってはどうでしょうか。

(サービス業 主任)

子供が幼稚園に入園するということは、本人はまだ中堅社員だと思われます。今の年代では職場を第一に考え出張に行ったほうが良いと思います。子供には、まだ小学校の入学式やその後各種の行事があり、そのとき今回の埋め合わせができるからです。ところが、今回のような部長の肝いりで行くチャンスは滅多にないからです。一番重要なことは自分自身で決めることであると思います。

(運輸業 管理部)

子供にとっては1回しかないことかもしれないが、そのうち仕事のことは理解してくれるだろう、くらいの割り切りが必要である。妻が行くなら、親としての役割は果たしているし、会社からの出張命令を拒絶する理由には当たらないだろう。逆に、こうしたことが堂々と許される職場があるのか不思議である。世の中が変わったとはいえ、こうしたプライベート優先では、仕事がおろそかになってしまうだろう。

(製造業 総務部リーダー)

たしかに一度しかない入園式ですが、自分の将来を考えた場合出張に行った方がよいと思います。しかもこのケースの場合部長に自分の現在の状況を伝えていて、その答えが「行きなさいよ」ならなおさら行くしかないと思います。かわいい息子さんの為にも自分を大事にしてほしいです。息子さんが大人になった時、この時のくやしい気持ちを話してあげてほしいし、お父さんは海外で仕事をした事があるんだと自慢もしてほしい、色々な意味でもお父さんには経験を積んでもらいたいと思います。

(自営業)


★詳しくはスタッフアドバイザー2005年7月号P.138〜に掲載。

★次回は、 「新人にも悪影響?ダメ社員を部署から出したい」です。

(あわせて、会社でお困りのトラブル事例を募集しております。ご意見おまちしております。)

(編集部より)

6割を超える方が仕事を優先に、というご意見でしたが、最近は学校行事も親が参加しやすい土日にするところが増えているとか。仕事とプライベートを分けることも大事ですが、上司と家族の話をするなどのコミュニケーションを日頃からとっていれば、こういうトラブルも避けられたかもしれません。入園式に行けなくても、事前に一緒に写真館で写真を撮るとか、二人で幼稚園まで出かけてみる、とかしてみては?という意見もありました。


「実務トラブル あなたなら…」は皆様の投稿によって作られる読者参加型のコーナーです。「月刊スタッフアドバイザー」ホームページでは、購読者以外の方からも投稿を受け付けています。お気軽にご意見をお寄せください。(掲載分には薄謝進呈)


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