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2008年ダイジェスト

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新・タ務トラブル あなたなら…

毎月様々なテーマに対して、あらかじめ選んでいただいた立場から、読者のご意見を述べていただく「新・実務トラブル あなたなら…」。

ここで取り上げるようなトラブルは、とかく曖昧な処置がされがちですが、立場を明確にすることで「どう対応するか」が見えてくるのでは、と考えました。

皆様からの、たくさんのご意見をお待ちしております。

■2005年10月号のテーマ
はっぱをかけるつもりだったのに パワハラと言われたことはありませんか?
(質問)
「今日中に上がらなかったら飛ばすぞ!」と部下に士気を鼓舞するつもりで言ったら、「それはパワーハラスメントです」と言われました。パワハラで訴えられるケースも増えていることを知り、部下への一言にも気を遣わなければいけないと思うと、叱咤激励もできなくなってしまいました。パワハラと言われた経験がありますか?どのようなことに気をつけて部下と接しているのか聞かせてほしいです。

〔ご意見の内訳〕

この質問に対して、次のような意見が寄せられました。



Aのご意見

上司と部下との溝は意外と深いものです。同僚に言われれば、笑って済ませられる言葉も、上司に言われると「パワハラ」と感じてしまうものかも知れません。部下を持つものとしては、配慮しなくてはいけません。こんなことを考えていると部下と口をきくのも億劫になってしまいそうですが、普段から出来る限り、コミュニケーションをとり、遠慮なく意見の言い合える関係を構築しておくことこそ大切だと思います。

(卸売業 管理本部長)

仕事を与えている、という考え方から、仕事をやってもらっている、自分だけでは出来ないところを補ってもらっている、という考え方に変えるのです。そうすれば自然と言葉や態度が変わると思います。それと一つ気になるのは「部下へ一言も気を遣わなければいけないと思うと」という部分です。部下だからといって決して機械や道具ではありません。感情を持った一人の人間です。簡単に動かせると思ってはいけません。なんで「パワハラ」という言葉が出来たのかを考えてみてはいかがでしょうか。

(自営業


Bのご意見

言われたことはないが、部下が訴えれば充分「パワハラ」になるだろうという自覚を持ったことはあった。実際、指導と強制は紙一重であり、セクハラと同じく、相手がどう感じるかで、パワハラかどうか変わってくる。パワハラにならないためには、部下の性格をつかんでおくこと、時々部下の気持ちを聞いてやること、部下と仲の良い同僚からもヒアリングすることである。

(製造業 総務部リーダー)

今は部下たちが「個」の意識や「権利」意識に敏感な時代ですから、指示、激励ひとつとっても口に出す前にその場の状況なり、相手の性格なりについてちょっと一考することが必要なのではないでしょうか。設問の言い方をされても軽口として聞いてくれる部下なのか、そうでない部下なのかは上司たるもの把握しているべきだと考えます。

(サービス業 主任)

その部下は上司の事をあまり良く思っていないがために今回の一言がパワハラと感じたのではないでしょうか?仕事に個人的な感情を持ちこんではいけないと分かっていても、どうしても相性が合う合わないがあると思います。パワハラと感じた部下に対してまたそういったことを言われたくないのであれば、言葉を選んで叱咤激励するしかないかと思われます。

(建設業 資材部)

部下育成は責任者の重要な仕事であるとの認識が必要。部下に信頼されるリーダーシップを発揮するには、言行一致で行動すること。部下は言ってることよりやっていることで上司を判断する。人は説得では動かぬが、自ら実行すれば動き出す。行動を引き出すこと。怒ると叱るの違いがパワハラになるか否かの違いでは?

(建設業 部長)

確かに20年前くらいには上司は偉いもの、部下は辛くとも目上の人の言葉には従うという風習があったことは事実です。今は上司、部下ともに意識が変わり、単に厳しい上司より、明るく自分の足りない部分をそれとなくアドバイスしてくれて、必要な情報を提供してくれるなど上司というのはそうした明るい雰囲気の職場を作る能力も求められているように思います。まず、部下を一人前の人間として理解することが部下と最もいい関係を作っていく上で大切なことではないでしょうか。

(運輸業 管理部)

この例でいうと、「飛ばす」という言葉に問題があると思います。要するに、脅しでなく、もっと前向きな言葉で訴えれば部下は必ず理解してくれる、ということです。この仕事をなぜ今日中に仕上げる必要があるのか、その意味をきちんと伝えればいいだけのことなのではないでしょうか。ただ頭ごなしに怒鳴ったりしても、何の効果もありません。大切なのは、部下と対等に向き合い、対話することにより、何が悪かったのかを納得させることだと思います。

商社 総務部)


★詳しくはスタッフアドバイザー2005年10月号P.130〜に掲載。

★次回は、 「どう対処したらいい?ブログに書かれた会社の悪口」です。

(あわせて、会社でお困りのトラブル事例を募集しております。ご意見おまちしております。)

(編集部より)

実際にパワハラと言われた、という経験がある方は少ないようでしたが、パワハラと言われかねないという不安を感じている方は多いようです。上司と部下の溝は深いと書いている方がいましたが、上司になると、部下が自分の一部のような感覚になってしまう方もしばしば見受けられます。思い通りにならずについ怒ってしまう…という場合には、9月号に掲載の「アンガー・マネージメント〜怒りのコントロール」が役に立ちます。


「実務トラブル あなたなら…」は皆様の投稿によって作られる読者参加型のコーナーです。「月刊スタッフアドバイザー」ホームページでは、購読者以外の方からも投稿を受け付けています。お気軽にご意見をお寄せください。(掲載分には薄謝進呈)



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