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2008年ダイジェスト

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新・タ務トラブル あなたなら…

毎月様々なテーマに対して、あらかじめ選んでいただいた立場から、読者のご意見を述べていただく「新・実務トラブル あなたなら…」。

ここで取り上げるようなトラブルは、とかく曖昧な処置がされがちですが、立場を明確にすることで「どう対応するか」が見えてくるのでは、と考えました。

皆様からの、たくさんのご意見をお待ちしております。

■2006年1月号のテーマ
数字が苦手と言うけれど・・・経理部に向かない?社員
(質問)
昔は経理部員には簿記とそろばんはかかせない技能でしたが、今はパソコンを使っての作業が主です。弊社のある部員は、とにかく入力ミスが多い!ひとつのフォーマットにデータを全国の支社で入力をしていくので、正確に入力されることが大前提なのですが、数字が合わずに、入力ミスを探す作業はとても無意味で骨が折れます。本人に注意すると、数字が苦手なもので・・・と。一応反省のそぶりをみせますが、全然進歩しません。経理に向かないと言っても数字の入力はどの部署にもついて回る基本の仕事です。鍛えなおす方法を知っていたらぜひ教えていただきたいです。

〔ご意見の内訳〕

この質問に対して、次のような意見が寄せられました。



Aのご意見

適材適所という言葉があるとおり、最低限その部署で求められる能力、スキル等がなければ、そのまま勤務させるのは無理がある。詳細なチェックをしているなら、入力している本人でなくチェックしている人間さえいれば良い。彼の経理部での存在価値はないと言える。どう考えても、数字を主体にしていない業務で、彼に向いた仕事を見つけてやるしかないだろう。

(製造業 総務部リーダー)

数字が苦手なのではなく打ち込むのが苦手なのではないでしょうか?短時間で入力しないといけないというものであればあせりもあるでしょうし、打ち間違いは出てくると思います。時間を気にせずゆっくりできない仕事であれば、そういった打ち込み作業ではなく、プレッシャーも感じない部署に移してあげたほうが本人も周りにも良いかと思います。

(建設業 資材部)

人間なら、誰でもミスを犯すリスクを負っています。人を入替えるより、誰がやってもミスの発見がしやすいシステムを作っていくべきと考えます。当社では、必ずその都度、合計金額をチェック、差額を確認できるシステム作りを心がけています。今の入力システムで間違いが起こりやすい原因(人為的原因以外)を追求されることをおすすめします。

(製造業 経理部員)


Bのご意見

最初は余分に時間を与え、ゆっくり入力させてください。その時声に出して数字を読みながら入力するのです(もちろん小声で)。入力が終わった後、一人が元データを読み上げ、本人が入力したものを見て間違っていないか確認していきます。しばらくこれで、自分のミスの多さに気づかせ 次第に一人で答え合わせができるようにしていきます。何年も根気よくやっていると いずれは慣れてくるはずです。慣れても確認は続けるように指導してください。

(卸売業 人事総務)

対策としてはひとつには周りで助けてしまわないで徹底して本人にミスの発見と修正をさせること、もうひとつにはそのミスが経理だけではなく関係する部署すべてに大きなムダを発生させることを認識させることです。意識を向上させることができれば具体的な方法は本人が工夫するでしょう。

(サービス業 主任)

できるだけPCにチェックさせる方法を考えれば良いかと思われます。データ処理なら関数等を利用すれば合計値や個数などさまざまな方法で間違いを探せると思います。最終的には本人のやる気です。ミスをしない人などいないと思っていますので、どのようにしたらミスがなくなるのかを、他の支社の入力している人に聞いてみるのも一つの方法かと。

(自営業)

どの部署へ移動しても数字と無縁という部署はごく稀であると思います。それよりも訓練で少しは入力ミスをなくす方法があると聞いています。詳しい内容は知りませんが、大手人材派遣会社でその研修を派遣社員対象に行っているようです。正社員として雇用した以上何らかの教育は必要ではないでしょうか。

(小売業 管理部次長)

実は私も入社して一年位は入力ミスの多さに自分でも嫌気がさす程でした。まずは慣れではないでしょうか?それと自分でチェックするようにすること。自分で自分の間違いを見つければ、気を付ける必要があるところがわかるし、入力ミスを探す作業の無意味さを実感し、注意していくようになりました。長い目で指導して頂いた上司に感謝しています。

(製造業 総務)

経理の仕事に求められるのは、数字の処理や“計算屋さん”だけではないと思う。経理の仕事に幅をもたせて、柔軟に対処する必要があるのでは。

(情報通信業)


★詳しくはスタッフアドバイザー2006年1月号P.138〜に掲載。

★次回は、 「駐車違反の連絡が?! 社用車の取扱い」です。

(あわせて、会社でお困りのトラブル事例を募集しております。ご意見おまちしております。)

(編集部より)

今回はBという意見が目立ちましたが、やはり気づきと責任、ということにつきるでしょう。遠い昔の話ですが、新人で経理部に入りたての頃、金額が合わなくて泣きそうな思いをしたことがあります。あせればあせるほど合わないのです。すると、部の先輩や課長が集まってきて、みんなで問題箇所を探してくれました。当時は全部手作業なので、一枚一枚書類をめくって照らし合わせるという作業を皆さん遅くまでかかってやってくれたのです。原因が見つかったときのうれしさと申し訳なさ・・・今でもはっきり覚えています。それからというもの人に迷惑をかけてはいけないと、しっかり確認して進めるようになり、ミスも少なくなりました。叱られたりするよりも、人の温かさに触れたほうが大きな衝撃が残り、仕事はすべて誰かにつながっているものと自覚した出来事でした。


「実務トラブル あなたなら…」は皆様の投稿によって作られる読者参加型のコーナーです。「月刊スタッフアドバイザー」ホームページでは、購読者以外の方からも投稿を受け付けています。お気軽にご意見をお寄せください。(掲載分には薄謝進呈)



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