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2008年ダイジェスト

何が気に入らないの?私にだけつらくあたる同僚(08.11)
何て呼べばいい?年上の新人君(08.10)
会社は休憩所じゃない!昼休み中の昼寝(08.09)
ケチ?それとも思いやり?お酒の席での支払い問題(08.08)
本音はどうなの?職場での結婚祝い(08.07)
本当にエコ?職場のペーパーレス化(08.06)
僕は雑用係じゃない!新入社員ができること(08.05)
クールビズに比べてどうですか?ウォームビズの実施(08.04)
指導方法に困惑 叱ると落ち込む新人(08.03)
どう注意する?新入社員とブランド時計(08.02)
職場の華って?上司からの不快な激励(08.01)

新・タ務トラブル あなたなら…

毎月様々なテーマに対して、あらかじめ選んでいただいた立場から、読者のご意見を述べていただく「新・実務トラブル あなたなら…」。

ここで取り上げるようなトラブルは、とかく曖昧な処置がされがちですが、立場を明確にすることで「どう対応するか」が見えてくるのでは、と考えました。

皆様からの、たくさんのご意見をお待ちしております。

■2006年11月号のテーマ
少子化時代の好対策?!男性の育児休業
(質問)
少子化の現代、育児休業はいい制度だと思いますが、弊社のような中小企業だと制度がまだまだ未完成です。
これからは男性社員も子育てに育児に参加していくことが重要だと考え、制度化していきたいと考えています。 しかし、社内外の認識も低く、現場はぎりぎりの人数なので一人欠けると大変なのも事実です。
皆さんの会社には男性も育児休業できる制度はありますか? 男性の育児休業制度について意見をお聞かせください。

〔ご意見の内訳〕

この質問に対して、次のような意見が寄せられました。



Aのご意見

職場復帰後に育児休業制度利用前の自分が担当していた業務に戻れるかどうかが、不安になるでしょう。よって、職場復帰後は他の職場に異動させないといった明確なルール化が必要です。

(製造業 課長補佐)

私の会社は大企業で、制度としては男性も育児休暇が取れます。が、実態として取得した人は聞いたことがありません。取りたいと話している男性社員もいるため、今後は多少変わっていくかもしれませんね。

(情報通信業)

制度は数年前にできました。現在のところ休業取得者は女性のみです。男性は申請する者さえおりません。潜在的に取りたい者はおりますが、やはり職場の「空気」が許さないようです。残念ながら社会そのものがもう少し変わらないと難しいようです。

(サービス業 主任)

就業規則上は、男女問わずに休業制度を明文化しています。しかし実際は男性どころか、女性の取得実績もなく、管理職に取得は可能か訊ねたところ、うちの組織ではありえない。との返答がありました。女性・男性問わず、世の中や職場での取得しやすい環境になる事を望みます。私たち、出産適齢期(?)世代も決して子供が欲しくないわけではなく、むしろ沢山欲しい人が多いと思います。少子化の原因はやはり雇用状況や経済状況に不安があり、子供を持つことに期待より不安が多いからだと思います。

(金融保険業 主任)

男性・女性と区別するのがまず間違っています。男女雇用機会均等法の改正により、今まで女性を保護していた法律も「男性も」保護するように変わりました。人数がギリギリで一人抜けると大変だというのはわかりますが、そういう時のために「業務のマニュアル化」「業務配分の見直し」などを行い、無駄をなくして効率よく仕事ができる体制を作っておくべきです。

(人事総務)

育児休業法では、パートナーの女性が育児で会社を休んでいる場合は男性が育児休業を取れないという労使協定をした会社でも、パートナーの女性の就業を禁止した産後8週間については、育児休業を取れることをご存知でしょうか。ですから、パートナーの女性が退院する日から2〜3日でも一週間でも育児休業を取ることを奨励する会社風土づくりからはじめてはどうでしょうか。

(社会保険労務士 所長)

法律に沿った制度自体はあります。が、実際に利用した社員は一人もいません。取得期間中は原則無給である等、やはり給与面で不安を持つ方が多いのでしょう。また、会社側から見ても、中核を担うであろう社員に一時的であるとはいえ離脱されるのは痛手であり、取得してほしくないのが本音だと思うが、国も企業もできる限りのことを行なっていくべきでしょう。

(製造業 総務部)

育児休暇制度はありますが、実際女性でさえも取り難い環境にあります。というのも男性が多い職場ですので結婚、ましてや出産後に女性が働くという事に理解してくれる人が少ないのです。ですので、男性が取るとなると昇格も危ぶまれるような事になりかねないような環境が我が社の実態です。大手企業ならまだしも、中小企業には程遠い状況であると思います。今すぐ実行しても制度利用を許してくれる上司が果たしてどれだけ居るのか?取りたくても取れないと言った状況になるのではないでしょうか?

(建設業 資材部)

私の職場は男性が90%以上です。比較的制度は充実していて、育児休業・介護休業制度もあります。しかし実際に使用した人はなく、使用したくても使用できない、というのが現状です。女性ですら使用しづらい育児休業・介護休業、男性が使用できないのは当然です。

(製造業 業務課係長)


Bのご意見

株式公開の準備を進める最中、幹事証券会社からもそのような制度を入れることは重要だとは言われます。しかし、元々が人員もギリギリ。社員も「興味ありません。育児で休むなら子供作らないほうがまし」などと全く興味なしの様相。制定まで当分かかりそうです。

(サービス業 執行役員経理部長)

勤務している会社は、人員的に余裕はなく、一部社員は毎月残業が100時間超であり、有給休暇の消化も難しい状況である。こうした余裕のない会社では、男性だけでなく、女性も現実には育児休業を取れる可能性は、ゼロである。たいていの未上場中小企業では、取得は難しいだろう。

(製造業 総務部)


★詳しくはスタッフアドバイザー2006年11月号P.130〜に掲載。

★次回は、「休暇も多様性の時代? 一斉休暇がいいですか」です。

(あわせて、会社でお困りのトラブル事例を募集しております。ご意見おまちしております。)

(編集部より)

制度はあるが、取得は難しい、という予想通りの結果となりました。国でも男性の積極的育児参加を求めていますが、実際は「制度周知」に留まっている企業がほとんどで、対象者への取得奨励や数値目標を掲げているところはまだまだ少ないようです。平成18年度のファミリー・フレンドリー企業に選ばれた企業では、男性の育児休業者の取得について上司が奨励し、社内報で取得体験を紹介しているそうです。参考にしてみてはいかがでしょうか。


「実務トラブル あなたなら…」は皆様の投稿によって作られる読者参加型のコーナーです。「月刊スタッフアドバイザー」ホームページでは、購読者以外の方からも投稿を受け付けています。お気軽にご意見をお寄せください。(掲載分には薄謝進呈)



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