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2008年ダイジェスト

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新・タ務トラブル あなたなら…

毎月様々なテーマに対して、あらかじめ選んでいただいた立場から、読者のご意見を述べていただく「新・実務トラブル あなたなら…」。

ここで取り上げるようなトラブルは、とかく曖昧な処置がされがちですが、立場を明確にすることで「どう対応するか」が見えてくるのでは、と考えました。

皆様からの、たくさんのご意見をお待ちしております。

■2007年8月号のテーマ
義理と人情の時代はもう古い?派遣社員との交流
(質問)
1ヶ月前に正社員が退職し、業務体制の見直しもあって、私の部署にも派遣社員が入ってきました。そこで歓迎会を企画したのですが、その派遣社員の方に頑なに拒まれてしまいました。社内のわずらわしい人間関係から開放されたくて派遣社員をしているのかもしれませんが、自分の歓迎会ぐらいは義理を果たしてもいいと思うのですがどうでしょうか。皆さんならどう思いますか?

〔ご意見の内訳〕

この質問に対して、次のような意見が寄せられました。



Aのご意見

会社の1人として働く以上、その会社の人間関係のあり方の中で働くのですから、歓迎会があるなら参加し仕事をスムーズに進めるよう努力すべきだと思います。派遣社員にも歓迎会をするということ自体がその会社の社風だと思いますので、どちらにしてもその派遣社員は会社になじまないのではないでしょうか?

(職業会計人 部長)

いかに派遣の方とは言え、社内の文化が「呑み」の文化である場合は歓迎会くらいには義理を果たしてもらわないと、後で本人に不利に働いてしまうかもしれません。ただし、本人が酒席やアルコールそのものを好まないのかもしれないので、昼食会にする、珍しいものを食べに行くような会にして短時間に終わらせるといった程度の配慮は必要でしょう。

(サービズ業 主任)

頑なに辞退する理由にもよりますが、強引にでも連れて行くべきです。派遣社員だろうと正社員だろうと同じ職場で顔を突き合わせて、家族以上に一日のうちの長い時間を共に過ごすわけですから、相互理解をしようとする姿勢は必要不可欠です。チームワークのないところで良い仕事はできません。頑なに辞退する理由を良く聞いて、納得できる理由であれば致し方ありませんが、そうでなければ歓迎会の意味をよく説明し、多少のプライベートは犠牲にしても職場の雰囲気を大切にしなければならない事を理解してもらうべきです。

(卸売業 総務部長


Bのご意見

歓迎会くらいは出席すべきというのが正直なところかもしれませんが、本人のための歓迎会であるならば、本人が拒否している以上は行わなくてもよいと思います。昨今は、大分価値観が変わってきましたし、有休という一側面だけを見ても、昔は辞めるときにも使わなかったのが、今は辞めていく人間は当たり前のように使っていきます。権利は主張する、嫌なものは嫌だと言う、良くも悪くも現在とはそういう風潮になっています。本人にはいろいろと理由があることが考えられますし、この場合は仕事をいい加減にやったとかではないので受け入れるべきだと思います。

(不動産業 課長)

本人が嫌だと言うものを首に縄を括りつけてでも連れて行くわけにもいかないのではないでしょうか。残念な話ですが、そういう人には無理強いしないことが一番でしょう。案外、時間が解決してくれるかもしれません。歓迎会以外にも行事の場は色々とあるでしょう。今回断ってきたからといって、もう二度と誘わないというようなことをしてはいけません。必ず他の社員と同じ扱いをすることだけは忘れないようにしましょう。また、日ごろから積極的に話しかけ、その人の考え方や価値観を理解することも大切です。

(商社 総務部)

無理に歓迎会を開かないといけないという形式的な発想では、何も良いことは起こらない。歓迎会を拒否している理由を時間をかけてでも把握していく方が大切である。仕事をきちんとこなし、大きな人間関係のトラブルを起こさないなら良いのではないだろうか。トラブル・メーカー的存在なら、いずれ注意する機会もあるだろう。新人が入った=歓迎会、という発想ではなく、今後、派遣社員も含めて職場でどう成果を出してもらうかに重点を置いて、歓迎会にこだわらないことである。

(情報通信業 業務部チーフ)

当社では各部署ごとで対応が違うのですが、部署によっては正社員と派遣社員は別という感じで派遣社員の歓送迎会自体を行わない所もあります。実際、会社として雇用体制も違いますし、正社員と違い必ず歓送迎会をしなくてはいけない、ということはないように思います。それでなくても今の人達は会社の飲み会や行事自体を敬遠している人が多いと思いますので、無理に歓送迎会をしても主役が喜ばなければ会は盛り上がらないし、決してその後の人間関係が円滑にいくこともないでしょう。やはり今の時代に義理人情を持ち出しても理解されないと思います。

(建設業 資材部)

声をかけても拒まれたのですから、それこそ当方の「義理は果たした」わけで、こちらも気にしなくてもよいのでは。もし、仕事以外でコミュニケーションを図りたいのなら、おやつの差し入れとかならこちらの気持ちを無理なく受け入れてもらえるかもしれません。いずれにしても、ドライな付き合いからはじめてみては。でも、歓迎会を断った派遣社員の方が退職されるときでも送別会は企画しましょう。「終わりよければ全てよし」です。

(サービス業 主任)

同じ空間で仕事をしていくのだから、受け側としては普通に歓迎会でもてなしたいと思うもの。しかし、性格上それを煩わしいと思う人がいるのは仕方がありません。それが原因で退職されても困ります。ここは一つ、時間を置いてお互いに徐々に慣れてからでも、遅くないのでは。

(建設業 経理)

人にはそれぞれ考え方の違いがあります。正社員なら「自分の歓迎会くらい出たらいいのに」と思いますが相手は派遣社員。決められた時間に決められた仕事だけして帰るというワークスタイルを選んでいるのですから、そこは尊重してあげるべきです。時給で働く彼らを歓迎会だからといって無理矢理拘束するのは良いとは思えません。もしどうしても歓迎したいのならお昼ご飯をご馳走してあげてはいかがでしょうか。これなら、抵抗も少ないのではないかと思います。

(鉄鋼卸 人事総務)

正社員でも度重なる飲み会にはうんざりすることがあるので、派遣社員ならなおさらそういうのが嫌で派遣しているというのもよくわかります。義理と人情というのなら飲み会にこだわるより、正当に仕事に対する姿勢を判断して給料として反映したりする方が大切だと思います。本当にお世話になったという気持ちがあるなら、歓迎会よりむしろ送別会をした方が良いですし、飲み会は嫌だと言うなら何か記念になるものをみんなの気持ちであげるとかすれば良いのではないでしょうか。

(建設業 事務)


★詳しくはスタッフアドバイザー2007年8月号P.130〜に掲載。

★次回は、「周囲の人にも気遣いを 社内恋愛もほどほどに」です。

(あわせて、会社でお困りのトラブル事例を募集しております。ご意見おまちしております。)

(編集部より)

最近は正社員同士での付き合いも希薄になりつつあります。そんな中、派遣社員にまで交流を求めるのは難しいのかもしれませんね。声をかけた時点でこちらの義理は果たしたと考えた方がいいのかも。とはいえ仕事をする上でチームワークは重要です。無理強いするのではなく、日ごろから気遣いながら少しずつ相手を理解した上で、飲み会に誘ってみるのもいいかもしれません。


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