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2008年ダイジェスト

何が気に入らないの?私にだけつらくあたる同僚(08.11)
何て呼べばいい?年上の新人君(08.10)
会社は休憩所じゃない!昼休み中の昼寝(08.09)
ケチ?それとも思いやり?お酒の席での支払い問題(08.08)
本音はどうなの?職場での結婚祝い(08.07)
本当にエコ?職場のペーパーレス化(08.06)
僕は雑用係じゃない!新入社員ができること(08.05)
クールビズに比べてどうですか?ウォームビズの実施(08.04)
指導方法に困惑 叱ると落ち込む新人(08.03)
どう注意する?新入社員とブランド時計(08.02)
職場の華って?上司からの不快な激励(08.01)

新・タ務トラブル あなたなら…

毎月様々なテーマに対して、あらかじめ選んでいただいた立場から、読者のご意見を述べていただく「新・実務トラブル あなたなら…」。

ここで取り上げるようなトラブルは、とかく曖昧な処置がされがちですが、立場を明確にすることで「どう対応するか」が見えてくるのでは、と考えました。

皆様からの、たくさんのご意見をお待ちしております。

■2008年3月号のテーマ
指導方法に困惑 叱ると落ち込む新人
(質問)
私が指導している新人が注意するたびに何かと落ち込んで困っています。別に人格を否定するとか、声を荒げて怒鳴っているわけではないのですが、注意をするたびに暗い顔になり、最後には泣きそうな顔になってしまいます。ただ落ち込むだけならいいのですが、最近では明らかに仕事へのモチベーションも下がっているようです。今までも注意の仕方を工夫するなどしたのですが効果はありませんでした。最近では注意をするたびにこちらが暗い気分になってしまいます。こうした新人にはどうしたらよいでしょうか?

〔ご意見の内訳〕

この質問に対して、次のような意見が寄せられました。



Aのご意見

近頃は家庭でも注意をされることなく育ってきた人が多く入社して、どこの企業でも困っていることだと思いますが、全く注意しないとなると他に人のやる気をそぐことにもなりかねません。また、仕事がその人に合っていなかったり、その他に悩みがある場合もあるので、注意する以外にもう少し深くその人と話し合う必要があるかもしれません。場合によっては配置転換も必要があると思います。

(小売業 管理部)

落ち込むというのは少なくとも自分の非を認め反省しているということではないでしょうか?反発して自分は悪くないと言い張り、全く反省せず挙句の果てに逆切れし、さらに同じミスを繰り返したりするよりは、はるかにましだと思います(このタイプも結構いる)。「しばらく様子見」は本人のためにならず、いずれは注意せねばならない時にかえって逆効果にならないでしょうか。

(製造業 経理課

きわめて繊細な性格なのか、注意を受けた経験がないのかのいずれかでしょう。「100の仕事ができていないのはダメだ。」と言うのと、「60までできたのはすごい。もうひとがんばりで100にできるから、こういう点に気をつけよう。」と言うのとは同じことでもまったく別な意味になります。「コーチング」を考えるのは、今の若い人に投げ出さないで働いてもらうために必要な工夫かもしれません。

(サービス業 主任

その新人社員は、きっと叱られ慣れていないんでしょうね。上司として見過ごすことはできないですから、言うべきことは伝えた上で、褒める回数も増やしたらどうでしょうか。褒めたついでに「こうしたらもっと良い」という感じで注意したら、相手も受け入れやすいと思います。

(情報通信業 企画部

今、注意することを止めてしまったら、その新人は将来どんな社員になるでしょうか。その新人がどんなに落ち込もうと、部下の指導に対しては自身の信念を貫くべきです。若い社員を立派な社会人として育てることは人の上に立つ者の責任なのです。注意の仕方は色々変えてみてもよいですが、それを止めることだけはしないで欲しいと思います。

(商社 総務部


Bのご意見

立て続けに注意されることが続いてウツになっても困るので、とりあえずしばらくは注意をせずになるべくできたことを褒めてあげるようにして様子を見てはいかがでしょうか。それでも注意しなければならない場面が出てくると思いますが、その時はあなたがフォローしてあげて「次はこうしましょうね」、「次は気をつけましょうね」と次へ期待する言い方でサラリと流してしまいましょう。

(卸売業 人事総務)

まず自信を持たせるのがいいと思います。いいところだけを褒め続け、その後に自分で反省点をあげてもらえば、自ずと理解できるのでは・・・。

(製造業 業務課)

新人なのでミスをするのも当たり前ですし、ミスに対して上司が注意するのも当たり前です。この2点をよく説明してみてはどうでしょうか。ただ、注意の仕方を工夫してもなかなか改善できていないようなので、この新人は仕事に対して自信を失っているか、そもそも仕事ができる精神を備えていない可能性があります。この新人に今まで通り指導を続けると、精神的に追い込んでしまう可能性があります。したがって、産業医や産業カウンセラーなどとよく連携しながら、慎重に対応していく必要があると思います。

(社会保険労務士)

きっと大事に大事に甘やかされて育てられてきたのでしょうね。こういうタイプは褒められると実力以上の力を出すものです。何かしら優れたところを見つけて、褒めてあげましょう。そうして少し仕事に自信を持たせてから、注意すべきことを注意する二段階指導計画を立ててみたらいかがでしょうか。

(卸売業 管理本部長)

新人と言うことですから、まだ社会人慣れしていないのだと思います。こういう場合、上司が注意をしなくてはなりません。まず第一に褒めるべきことを見出す練習をしたらいかがでしょうか。どんな人にもいいところがあるものだし、良い行いをするものです。そういう機会を逃さず積極的に褒めてあげることが大事なことです。注意すべきときは、別室で一対一で注意をするといいでしょう。「ミスを再発させないように二人で考えてみよう。」など、相手の身になって注意することです。そして、注意が後を引かないように工夫すればなおいいでしょう。

(運輸業 課長代理)

指導は相手が行動を起こしてこそ意味があり、いくら言っても効果がないのは、やり方が間違っているとしか言いようがない。自分でいくら正しいと思っていても、相手が理解していない可能性がある。同じ指導の仕方だけでなく、いろいろな手段を講じてみることが大事である。新人の周囲の人間と指導方法について相談するとか、新人のことをよく知っている人と接触するとか、やれることはいくらでもある。また、優秀な上司ほど人が育たない傾向にある。自分の成功体験だけでしか物事が判断できないからである。自分で無理なら違った性格のメンバーから新人にアプローチすることも大事である。

(情報通信業 業務部


★詳しくはスタッフアドバイザー2008年3月号P.138〜に掲載。

★次回は、「クールビズに比べてどうですか? ウォームビズの実施」です。

(あわせて、会社でお困りのトラブル事例を募集しております。ご意見おまちしております。)

(編集部より)

メンタルヘルスに注目が集まっている昨今、このままこの新人に注意し続けるのは少し不安があるようです。注意を続けるにしても、そこに何かしらの工夫は必要ということでしょう。また、落ち込むのは反省している証拠、というご意見もありましたが、相手の反応を「ただ落ち込んでいる」と見るのではなく、そこに何かしらの意味やサインを読み取ることができれば適切な指導方法が見えてくるのではないでしょうか。


「実務トラブル あなたなら…」は皆様の投稿によって作られる読者参加型のコーナーです。「月刊スタッフアドバイザー」ホームページでは、購読者以外の方からも投稿を受け付けています。お気軽にご意見をお寄せください。(掲載分には薄謝進呈)



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